Graduate School 大学院紹介
- HOME
- ・
- 大学院紹介

研究科長からのメッセージ
教育の理念
“ 生命だけは平等だ ”
本学の建学の精神は「生命だけは平等だ」という理念のもと「いつでもどこでも誰でもが最善の医療・ケアが受けられる社会の構築を目指し、日々研鑽する医療人を育成すること」としている。また、本学は「幅広い教養と哲学的思考を基盤とする豊かな人間性や高い倫理性を持ち医療技術の進歩・発展、ヒューマンケアへの意識の変化、地域社会のケアニーズの多様化に対応できる高度な知識・技術を身につけた看護専門職の育成」を教育目的としている。 本学大学院は、大学理念・目的を基盤としてさらに深く、幅広く医療職として必要な自己研鑽を続け、医療分野の実践・研究・教育の発展に寄与する人財を育成することを目的とする。 看護学研究科においては哲学的思考をもとに高い倫理観・人間性を培い修得した研究の拠点を持った実践者として実践現場や社会における健康議題に対応できる能力を修得する。さらに各分野における論理論、研究動向、課題等を概観し、各自の研究課題を明確にするとともにそれぞれの分野における理論の構築や、システム構築、ケア開発等に向けて考究する。 また、卓越した研究者・教育者として指導的立場に立ってリーダーシップを発揮し看護の質の改善・向上のために看護学の研究を発展的に推進する能力を養う。さらに複雑に変貌する社会システムの構築について柔軟な判断力・思考力をもって寄与できる能力を培う。
教育の目的及び3つの方針(ポリシー)
博士前期課程
博士前期課程の教育上の目的は、研究的視点を持った実践者としての能力をさらに進化させ、看護専門職者として地域や多職種連携において保健医療の発展に貢献できる能力を修得する。また研究課題を明確にするために各分野における諸理論、研究動向、課題等を概観し、理論の構築や、システム構築、ケア開発等に向けて考究するとともに看護学の研究者・教育者・実践者として国内外の様々なコミュニティーと連携・協働する基礎的能力を有する人財を育成する。
【アドミッション・ポリシー(入学者受け入れの方針)】
- 看護実践の場で生じる事象や課題を科学的に解明する意欲のある人
- 各看護専門領域の知識、論的思考力、英語論文の読解力を有する人
- 看護学の教育・研究・実践に貢献することを志す人
【カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実地の方針)】
- 「共通科目」は看護学の教育・研究・実践の基礎となる関連諸科学及び多職種・地域との連携について学修するための科目を配置する
- 「専門科目」は各看護学領域の特性を踏まえた最新の知見や知識を統合し看護実践への洞察を深め、研究・教育能力を修得するための科目を配置する。
- 研究指導を受け修士論文を作成するとともに継続的に取り組むことができる研究課題を見出すための科目を配置する
【ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)】
- 看護学の研究を遂行する基本的能力を有している
- 研究論文をクリティークし、エビデンスを現場に還元する能力を修得している
- 看護教育の役割・機能に関する理論的基盤を修得している
- 看護学の教育・研究・実践において、倫理的課題に対応する能力や多職種・地域と連携する能力を有している
博士後期課程
建学の理念及び博士前期課程の目的を踏まえ幅広い視野と深い学識を基盤に自立して研究できる能力を備え、看護の質の改善・向上のためのリーダーシップをとる能力を有し社会の変革やシステムの構築に寄与するとともに看護学教育の発展と看護学教育の質向上に取り組み、地域の保険・医療に貢献していく人財を育成する。
【アドミッション・ポリシー(入学者受け入れの方針)】
- 看護学の教育・研究に深い関心を持ち探究・研鑽し続ける意欲のある人
- 研究を遂行する力として論理的思考、表現力、英語論文の批判的読解力を有する人
【カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実地の方針)】
- 「共通科目」は自立して研究できるようになるための研究方法や英語論文の執筆の能力、研究能力の育成に必要な理論構築に資する科目を配置する
- 「専門科目」は国内外の学術誌や各看護学領域の実践に関する教育・研究を通じて看護学の発展に貢献できる能力を修得するための科目を配置する
- 研究指導を受け学術的意義のある研究課題を見出し、自立的・計画的・持続的に博士論文を作成する科目を配置する
【ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)】
- 広い視野と深い学識を基盤に、看護学の発展に向けた研究課題を見出し、自立して研究できる能力を修得している
- 看護実践の向上に貢献する研究結果を公表し社会に還元する能力を修得している
- 看護研究者として、学際的な協働・連携を推進できる能力を修得している
学生の声

私は助産師として多くの女性を支援してきたなかで、より良い支援には周産期だけの関わりでは不十分だと痛感。大学院では、親子間で思春期の段階から行うべき教育や支援の方法を研究しています。月経困難症などは女性のQOLを損ね、婦人科疾患の原因にもなるもの の、多くの女性は適切に行動できていません。日本では性教育が十分とはいえないため、女性が自らの健康をマネジメントするための方法を親から学び、主体的に生きていくための支援に力を注いでいきます。
大学院前期課程
Y.Mさん

大学院進学の目的は、専門的な研究手法を駆使することで看護実践における課題を体系的に分析し、解決策を導き出す力を養うことです。研究テーマは、クリティカルケア領域における人工呼吸器装着患者のケア。身体的・心理的負担を軽減し、治療効果やQOLを向上させるための看護アプローチを探究しています。看護介入の有効性を検証し、エビデンスに基づく新たな知見を臨床現場に提供することで、看護ケアにおけるより質の高い実践手法の確立に貢献したいと考えています。
大学院後期課程
M.Sさん
【その他大学院については各ページをご覧ください】
【領域についてはこちら】
リプロダクティブヘルス看護学領域
自分らしく生き生きと豊かな人生を送ることを応援する看護を目指す
小児看護学領域
子どもとその家族のQOL向上および最善の利益をめざします。
成人看護学領域
疾病の予防、急性期、回復期、慢性期、終末期にある対象者や家族の状態に応じた看護を探求していきます。
老年看護学領域
『高齢者が強みを発揮して生活し続ける!』を支える看護の充実を共にめざそう
在宅看護学領域
命と生活を支える看護の探求をめざします。
公衆衛生看護学領域
全ての人々の生活と健康を支援する公衆衛生看護学